7/23 Saturday Sunny!
3年生でアトリウムの個人コンペを行いました!
以下がコンペ文(一部省略)です。
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kenchikuten 2011 アトリウムプロジェクト
3.11をきっかけに空間を考える
今年のアトリウムプロジェクトは、東日本大震災を出発点に議論を進めてきました。
今回、大まかなスケジュールとコンペの開催が決まったのでお知らせします。
以下これからの流れ
1 個人で1案提出(コンペ1)
2 皆で意見交換し、似た案どうしでチームを組む
3 各チームで個人案をハイブリッドさせ、1チームで1案提出(コンペ2)
4 主軸となる案を選出、他の案を取り入れブラッシュアップ
皆の考えを反映させ、かつ短期間でまとめるためこの形式をとりました。
東日本大震災きっかけに、どんなことを考えたか。それを空間化してください。建築展テーマ「わ」も忘れずに。
簡単な模型やドローイングなど、コンセプトが伝わるものを持参してください。ちょっとしたものでOK
※土曜日に都合がつかない人は7/25(月)に案を出してもらい、チームに途中参加とします。
案をつくるときの注意点として
○主にどんな材料をつかうのか(もちろん複数も可)
○その材料をどんな風につかうのか
○構造、コストに無理はないか
この3点を必ず考えてください。
△スケジュール▽
7/23(土) コンペ1提出、チーム分け
7/28(木)〜 ハイパー凍結期間
8/11(木) ハイパー提出
8/?? コンペ2
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以下、3年生が出した案です。
どれも面白そう(°▽°)!
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・津田案
古代から作ってきたもの—自然からきている
復興=自然のままでは生きられない
自然のもの:そのままの良さもある
でも人はものを作り続ける
ものは「生まれ変わる」→それを空間化
廃材、流木、再生紙、新聞紙
明治通りからキャンパスに向かって生まれ変わりの流れ
グラデーション
前:生の形。木を繋いだりして山、壁、カーテン等を作る
後:繋いでただけのものをトラス状にしたり、ぐちゃぐちゃしてたものも箱状に変化していく
(流木 1個千円〜 熱帯魚屋さんとかにある)
・加藤案
「わ」というテーマから
繋ぐイメージ=シークエンシャルな空間
地震の震動⇒津波の震動⇒被害
震動と繋ぐが2つのテーマ
山のポテンシャル
55号館の設計は軸線をもってきている=平面空間に強いベクトル
それに対して上下に貫くのに意味があるのではないか
イメージから得た震動の式
「日本」⇒和紙で作る
みんなで和紙づくり!
・細谷案
震災⇒社会の混乱
社会、政府のいざこざが浮き彫りになっていく
時代の流れ、要求により少しずつ改変してきた
そういうものは革命、戦争、今回のような震災で大きく改変される
55号館の斜めの軸線を遮る空中の渡り廊下=分断するもの、転換される場所
理工キャンパス側に新しい構造モデル、明治通り側に旧来の構造モデル
建築の様式、素材の変化等で表現
・谷案
場所への感謝
人を救った空間がいろんな場所にあった
元住んでいた場所への感謝
人間が恩返しする
東北の風景を布に映す(レイヤー状に)
津波の高さで布を切る
なくなった場所には新たな空間が存在する
廃材でオブジェをつくり、新たな空間に配置してく
・百武案
震災を悲しむだけでなく、
当たり前に頼っていた繋がり
東北の人、関東の人がそれぞれ集まった群 それをつなぐ網のようなもの
ex. 商店街の一個一個のピース 遠くから見ると一つの群
そのようなものを身近なものから探す
例えばテグス、糸(見えないと良い)の塊を置いて行く
クモの巣のような
ピースを、私たちが郡につなげていく
・丸毛案
私たちは阪神淡路大震災と東日本大震災両方体験した
よく比較される 場所の違い
神戸と東北/都市と郊外
都市:常に変化し続ける
郊外:小さな自然の違いに敏感、緩やかな変化
55号館:軸線の意識
速度の違う変化をする空間をつくる
ex. 映像
・中川案
色々な「わ」がある
ひらがなの「わ」は広義=全ての始まり、全てのベース
震災があって、日本人は原点である「ひらがなの世界」思い起こしたのではないか
自分を見つめる:鏡を使う
曲面になっているところにミラーを張る
・小林案
「つながり」を感じた
物の流れがとまったりしても、他の人との関係が繋がりが見えてきた
物理的な繋がりは切れたが、人の繋がりは増えた
それを表現したい
わたしには見える。
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これからは、似た考えを元にしている人同士で小グループを組んで、より詰まった案出しをしていく予定です。
お楽しみに!
*まだ提出していない3年生も、是非月曜日に持ってきて下さい!
3年 谷 (写真 津田)
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